RSpec を書いてみる

まずは最小限の RSpec の構成を作ってみましょう。

作業ディレクトリ rspec-sample を作成する

ついでにテストコードを配置する spec ディレクトリも作っておきます。

$ mkdir -p path-to-path/rspec-sample/spec
$ cd path-to-path/rspec-sample

Rakefile を作成する

RSpec は rake コマンドを用いて実行するため、Rakefile という rake コマンド用のタスク定義ファイルを作成します。

require "rspec/core/rake_task"

RSpec::Core::RakeTask.new("spec")
task :default => :spec

spec_helper.rb を作成する

以下の内容で spec_helper.rb ファイルを作成します。 ここにはテスト共通の設定、実装を記述します。

ちなみに spec ディレクトリ、および spec_helper.rb ファイルは RSpec のお約束です。

require 'rspec'

RSpec.configure do |config|
end

テストコードを作成する

動作確認のため、以下の内容でテストコードを作成します。 ファイル名には必ず _spec を含める、spec_helperrequire するのも RSpec のお約束です。

require 'spec_helper'

describe 'app_spec' do
  it {
    expect(1).to eq(1)
  }
end

RSpec を実行する

rake spec コマンドを実行します。 1 example, 0 failures と表示されれば成功です。

$ rake spec
.

Finished in 0.00244 seconds (files took 0.27435 seconds to load)
1 example, 0 failures

Padrino で RSpec を書く

実際のテストコードでは、DB に接続したり依存ライブラリを読みこんだりする必要があります。 まちいろで採用しているフレームワーク Padrino では、その辺りの処理が事前に行われた状態で実行されるため、 基本的には上記の通り spec にテストコードを配置していくだけでテストが実行可能です。

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