jQuery とは
jQuery は、Chrome や Firefox 等の 各 Web ブラウザの仕様の差異を吸収し、統一的な API で JavaScript 開発を行うためのライブラリです。
John Resig という神プログラマーによって2006年に公開されました。
jQuery の特徴
jQuery には Web アプリケーションを開発するための一通りの API が揃っています。
- クロスブラウザ対応
- DOM 操作・変更
- エフェクト・アニメーション
- イベント
- Ajax
- ユーティリティ関数
- プラグイン機構
jQuery は必要なのか
ここ数年、jQuery を使わないサイト・サービスが増えてきています。 フロントエンド過激派は「jQueryを使うな!」と叫んでいたりします。
http://qiita.com/tatesuke/items/b9548dd484b01b139b74
主な理由としては以下が挙げられます。
- クロスブラウザの問題が、以前に比べて少なくなっている
- ECMAScript のバージョンアップに伴い、jQuery が無くてもネイティブで実装可能
- jQuery が無いとコードが書けない問題
- アニメーション系操作が重い、現在は CSS3 推奨
- 品質の低く、メンテナンスのされていないプラグインの乱立
一般的な Web サイトをコーディングする場合は利用しても問題ありませんが、 大規模なサイトを構築する場合は React.js/AngularJS/Vue.js/Riot.js...といったフレームワークの利用を検討する必要があります。
jQuery の利用方法
公式サイトからダウンロードするか、CDN 経由でダウンロードして利用します。
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.1.1.min.js"></script>
jQuery をロードすると、$
という関数が定義されます。
この関数から jQuery オブジェクトを生成したり、イベント処理を定義したりします。
$()
に関数を渡すと、ページがロードされたタイミング (DOMContentLoaded イベントのタイミング) で実行されます。
$(function() {
console.log('start!');
});
jQuery のバージョンについて
バージョンアップによって古いブラウザが非対応になっていますが、その分高速化されています。 基本的には最新バージョンを利用しましょう。
バージョン | 説明 |
---|---|
1.x | IE8 以前のバージョンに対応 |
2.x | IE9 以降をサポート |
3.x | 現在の最新バージョン |